日本と中国の大学生活(呉 嬌)
日本と中国の大学生活の違いについて、前回は董 維佳講師に尋ねましたが、今回は呉 嬌講師に尋ねてみました。
Q:日本と中国の大学生活について、一番異なると感じるのは何でしょうか?
呉:日本の大学生はサークル活動などを通して大学生活を楽しんでいるという印象がありますが、中国の大学生活は勉強中心で大学生活を楽しむような余裕はあまりありません。そのひとつの要因として、中国の大学生は全国各地から集まり、しかも経済的な余裕もあまりない人も数多くいます。大学から奨学金をいただけるのは成績のよいわずかな人だけですから、どうしても良い成績をとるためには一生懸命勉強しなければなりません。それだけではなく、最近は大学生の人数も急激に増加しているので、卒業後に良い就職先を見つけるためには、専門知識を身につけると同時に、やはり成績もよくなければならないのです。
Q:それでは、呉さんも大学時代はよく勉強しましたのですね。
呉:私だけではなく、皆よく勉強したと思います。私の大学時代は寮生活で、1年・2年は8人部屋、3年・4年は4人部屋の生活でしたが、誰もが授業終了後も教室や図書館で勉強するので、午後10時頃まで部屋にもどる人はあまりいませんでした。
Q:その寮生活はどのように過ごしましたか?
呉:3年になってからはベッドの下に机が備わっていたので、寮のなかで勉強する人もいましたが、2年までは部屋の中央に共用の机があるだけで、しかも8人の生活であったので、先ほど話をしたとおりほとんどの人が図書館などで勉強しました。したがって、寮のなかでは勉強よりも友達とのおしゃべりやゲームなどで時間を過ごすことが多く、それなりに楽しい時間でした。寮で生活する学生は中国各地から集まり、それぞれ生活習慣や家庭環境も異なるので、初めは戸惑うことや不便に感じることも多いのですが、半年くらい経過してつきあいが深まるにつれて仲間意識も強くなり、生活も楽しくなりました。それに比べて、私が在学する日本の大学には自宅から通学する人も多く、通学時間も長いので、大学で生活する時間が中国の大学生と比較すると、とても短いと思います。











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